全く分からない。

今週あったけんきゅーしつのセミナーは愕然とさせられるものだった。それだけなら良いが(?)、その後のけんきゅーしつの雰囲気にも驚いた。

何人もいる特任研究員(外部資金調達能力なし)は全員見事に迷走している、というのは以前のエントリーで書いた。ポスドクには「迷走」期間がつきもの、という人もいるかもしれないが、一般的に考えられる「迷走」と比較し、このけんきゅー室内で起こる「迷走」はレベルがケタ違いであることを理解してほしい。いや、理解できなくても全く問題ないですが。

そのうち一番まずいレベルの研究員Aは、半月ほどアカデミア外に職を得て去っていった。姉さんと、たった一人のまともな研究員は、Aが去ることでけんきゅーしつの雰囲気が少しは改善されるだろうと考えていた。

しかし、今週のセミナーにおいて、その期待が見事に裏切られたことが発覚した。

Aの次にまずい研究員Bが、まるでAがいなくなって穴が開いた「迷走大大魔王」のニッチを埋めるように、さらにまずい状態になっていたのだ。そのBを、セミナーで教員がまるで「餌を食らう」かのように批判しまくった。

Bがさらにまずい状態になっていたことは確かに驚きだった。しかし、そのポテンシャルは随分前から見えていたはず。姉さんが一番驚いたのは、Aがいた時にも既に明らかだった、けれども指摘していなかった、Bのテクニカルな問題を、Aがいなくなった途端に堰を切ったかの様に、教員が指摘し出したことだ。なぜ今まで放置していたのだろうか。それも、鼻で笑ったりしながら、まるで貪る様に批判した。

そんなBを見た他の研究員(othersとする)の反応、さらには同期の反応にも驚いた。
othersはまるで、自分達はBよりもしっかり仕事をしているのだと言わんばかりに、集まってBの陰口を言いだしたのだ。罵倒されるBを見て、自信も増したようだ。同期はothersについて実験しているから自分達はBとはレベルが違うんだ、と言わんばかりに威勢を増した。

そもそも、なぜBがAの様な扱いを受けるようになったのか。一番大きいのはAが抜けたという事実ではないかと思う。教員達は、鼻で笑う対象を無くしたのだ。そこに都合良くやる気が低下したBが入ってきたことがこの現象の原因ではないかと思われる。

いつも不思議だったのが、何故自分が鼻で笑いたくなるような研究員をけんきゅーしつに置いておくのか、というところ。教員が自分のプライドを保つため、なのだろうか。実験ができない人間を雇っておくことで、ポジティブな影響が期待できる訳がない。なぜそのような人間にテクニシャンまでつけてやるのか。姉さんには、その目的が全く分からない。

そして、Bをあざ笑うothers。Bとは異なる意味で、仕事がやばいことになっている現実を認識しているのだろうか。おそらくしていない。なぜなら、仕事していなくても(自らの意志で論文を書くこと。)このけんきゅーしつで雇ってもらえているからだ。仕事しない研究員をダラダラ雇っている、その目的が全く分からない。

あと、今回の話と直接関係ないが、以前誤った試薬のプロトコルが蔓延していたと書いた。そもそもinstructionを読まずに誤ったプロトコルで実験している研究員、それをなんの疑問もなしに受け継いで、実験が上手くいかなくても何の疑問も思わない研究員、こういう人達は、他のところでも何かやらかしているに違いない。姉さんがセミナーで、間違ったプロトコルが蔓延している事実を発表しても、何の反応も返って来なかったのは一体どういうことなのだろう。特にラボヘッドには反応してもらいたかった。なぜなら、間違ったプロトコルを用いることで、無駄に倍の実験費を食う上、上記の様に、様々な部分で問題がある研究をしている研究員がいる/いた、ということで、けんきゅーしつとして問題だからだ。雇っている研究員の、肝心の研究能力は、なぜ公正に評価されないのか。というか、そもそも、ラボヘッドの「けんきゅーしつ統制能力」を公正に評価するシステムがないのは何故なんだ。全く分からない。

同期についてはノーコメント。

ポスドクの就職難、アカデミックポストの減少、という話は良く聞く。優秀な人でも職にあぶれてしまう、と。その「優秀」というのがどのように優秀なのかは知らないが、Bやothersよりもずっと研究能力が高い人間はごろごろいるはずである。なぜ、本当に必要な人材は雇われないのか。人を評価する常識やシステムの無さが、本当に研究向きの人間を研究員ポストから遠ざけ、そうではない人間を研究員として大学に雇う様な、異様な世界を創りだしているのではないか。

そんなことを本気で考えてしまう一週間だった。

Tag:恐怖のけんきゅーしつ  Trackback:0 comment:0 page to top

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