贅沢だから発達する負のループ。

先日友人宅で、お互いの研究室事情について色々話していた。その時に彼女が姉さんの研究室のカオスさの原因について、一言で簡潔に述べたのが印象的だったので記しておく。

「要するに、資金が潤沢にありすぎるんだよ」

姉さんはそういう視点からは見ていなかったのだが、言われてみると、それこそが今の(というか前からの?)問題に直結する事実の様な気がする。根本的な原因ではない(「リソースが豊富だから、こうなってしまった」とはならない)が、確かに獲得できる資金が減れば、まともな方向に変化せざるを得ない。もしくは崩壊するはずだ。

まともな頭の持ち主がいれば、

資金が減る

試薬関係の自由購入ルール(未だに信じられない!)が取りあえず消滅

誰の何の実験に使うのか、本当に必要か、他に安く済む方法はないか等の検閲が入るようになる
試薬関係の購入が許可制に

実験自体が上手くいっていない等のトラブルが早期に発見されるようになる
というか認識されるようになる

安く効率よく済ますためには、実験原理の根本的な理解が必要
ラボメンバーの学力(?)アップ

最終的に特任研究員やテクニシャンの数が減るが、小規模な、完ぺきではないがクオリティの比較的高い集団が出来上がる(まぁでも、はっきり言うと、今のラボ、テクニシャン達は特任研究員たちがラクするためにいるような状態なのでテクが減っても問題ない。)

ただ、上の様なシナリオにするには、有能な助手か、ポスドクか博士が必要なのだろうな。潤沢な資金に溺れたメンバー達が、能動的に変化していくことは考えられないので、外部から改革を手掛けられる人材を投入せざるを得ないと思うのだ。彼女のラボは過去にその手の改革を経験しているのだそうだ。

そのような手が打てなければ、崩壊。それも良し。巻き込まれていて、それでいて何も言えなかった優秀な数人は、放り出されてもどこかでポストを見つけるだろう。

・・・なんて、学生に考えさせてしまうラボ。

ギリギリの状態でやっている姉さん、こんなラボにいて大丈夫なのかと思ったこともあったが・・・
まぁ自分で入ったんだし、自分で出て行くんだし、
最近はむしろ、他のヒトから学術的なことを学習できない環境を利用して(?)自分で猛勉強するようになった。これが自分の、誰かさんも指摘してくれたように、現在の在るべき姿なのかもしれない。

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